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磐田市、NTTグリーン&フード、NTT西日本が「陸上養殖事業に関する連携協定書」を締結
~ NTTグリーン&フードの日本最大級の第一プラント、静岡県磐田市にて決定・着工~
磐田市
NTTグリーン&フード株式会社
西日本電信電話株式会社
静岡県磐田市(以下磐田市)とNTTグリーン&フード株式会社(以下、NTTG&F)、西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は「陸上養殖事業に関する連携協定書」(以下、本協定)を2023年10月17日(火)に締結しました。
1.背景
磐田市は、日本の中央に位置し、首都圏、京阪神圏、中京圏という日本経済の中心となる商圏を視野に入れた企業活動が可能であり、新たな産業・事業を積極的に支援しています。一方NTTG&Fは、日本電信電話株式会社とリージョナルフィッシュ株式会社の合弁会社として本年7月に設立され※1、陸上養殖事業を通じた地域活性化を推進することを企業理念として掲げ、具体的な事業拠点の選定を進めてきました。このような背景のもと磐田市の積極的な支援を受け、NTTG&Fは磐田市を自社建設としては最初の事業拠点として決定するとともに、本日、磐田市、NTT西日本の3社で陸上養殖に関する連携協定書を締結しました。今後、本協定を通じて地域産業の活性化、産業振興に取り組んでまいります。
2.本協定の概要及び連携事項
NTTG&Fの第一プラントは、スズキ部品製造株式会社が保有する建屋を活用し、本年10月からプラントの改修・建設工事を始めています。本プラントは、希少な国産種苗を用いた完全国内生産のシロアシエビ※2(通称:バナメイエビ)の陸上養殖を行う予定で、生産規模としても国内最大級となります。また、NTT西日本をはじめとするNTTグループのアセットを活用したICTによる温度管理や生育状況等の遠隔監視を行うとともに、将来的にはAIによる遠隔制御も行う予定です。またリサイクル可能な素材でかつ、断熱性にも優れた環境配慮型の養殖用水槽も一部導入します。竣工は2024年7月頃、初出荷は2024年10月以降を予定しています。
【建設予定プラントのイメージ】
事業連携事項
(1) 陸上養殖事業の推進に関すること
(2) 地元企業との連携や雇用創出に関すること
(3) 陸上養殖による水産物を活用した地域交流及び観光に関すること
(4) 多様な学びの機会の提供に関すること
(5) その他、地域活性化に関すること
3.今後の展開
磐田市とNTTG&F、NTT西日本は、陸上養殖事業を契機に、磐田市内の産業の活性化、雇用創出、地域交流、教育など連携することで、磐田市の更なる発展をめざし、地域の皆様に貢献します。
※1 NTTとリージョナルフィッシュによる合弁会社「NTTグリーン&フード株式会社」設立について
URL:https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/06/27/230627a.html
※2 通常、同種の種苗は海外から輸入して飼育しますが、NTTG&Fでは種苗も100%国産を用いて養殖 を行います。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
NTTグリーン&フード株式会社
コーポレート部
ntt-green-and-food@ntt.com
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。